北上・西和賀

日本文化体験、友好の輪 米姉妹都市訪問団交流パーティー【北上】

ウェルカムツリーが飾られる中、地元の子供たちにエスコートされ笑顔で会場入りするコンコード市訪問団の一行

 北上市と国際都市推進きたかみ市民会議は27日、同市藤沢の北上コンピュータ・アカデミーで、姉妹都市提携45周年記念事業で北上入りした米国・コンコード市の訪問団を迎え「市民交流パーティー・フェアウェルパーティー」を開いた。

 市民らが丹精込めて作り上げた折り鶴で歓迎。訪問団のメンバーもさまざまな日本文化を体験しながら交流し、友好の絆を一層深めた。

 訪問団39人は25日に各種行事に臨み、26日はホストファミリーと過ごし27日は沿岸部を視察。パーティーで一行は地元の子供たちにエスコートされ会場入りし、一般市民やボランティア、関係者ら約300人が参加した。

 会場には10万羽の折り鶴で作り上げたウェルカムツリーとシンボルツリーが飾られ、北上市国際交流協会役員がコンコード市の山をイメージして精巧に作製したフォトモザイクも展示。髙橋敏彦市長は「飾りも運営も全て市民手作り。次の50周年につなげたい」と語り、訪問団団長のカーリン・オブリンガー市長は「皆さんに心から感謝している」と謝意を示した。

 体験では各種団体の関係者や高校生が教えたり、案内を務めた。紺野碧さん(黒沢尻北高1年)は「分かる範囲で英語を話したら少し通じ、会釈してくれたりしてうれしかった。皆さんに楽しんでもらい、いい交流になった」と充実した表情を見せた。

 今回が3回目の北上入りとなった訪問団アンバサダーで、元コンコード市長のマイク・パストリックさん(69)は「人と人とのつながりが一番大事。北上で出会った人たちは友達であり家族。友情を深めることができた」と満足そうに話した。

 一行は28日、北上市内を視察し昼すぎの新幹線で北上を離れる。

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