一関・平泉

森林環境未来へつなげ 千厩地元中学生が植樹祭【一関】

環境保護を願ってクヌギの木を植える千厩中の生徒ら

 一関市千厩町の奥玉愛林公益会(太田和明会長)が主催する第11回「どんぐりの森づくり大作戦」は1日、同町千厩字中駒場地内の山林で開かれた。地域の豊かな自然を守ろうと地元の中学生や自然愛護団体などから120人が参加し、二酸化炭素(CO2)の削減などに効果のあるクヌギの苗木700本を植えた。

 同会は地元の環境保全を目的に毎年千厩川源流域にクヌギの植樹を行っており、今回は千厩中学校と弓手川結いネットワーク、千厩川にサケをよぶ会、かんきょうネット千厩などが協力した。

 開会式では、太田哲雄専務が「最近は猛暑や台風などの被害が問題になっているので、植樹を通して地球環境に関心を持ってもらいたい」とあいさつ。かんきょうネット千厩の千葉正子代表が、広葉樹林の保水能力の高さや河川の浄化作用、ドングリが森の生き物の食べ物になることなど、植樹の効果を説明した。

 参加者は山林に分け入って、穴掘りの道具で地面に20~30センチ程度の穴を開けると、クヌギの苗木を入れ、やさしく土をかぶせていた。同中の佐藤真優さん(3年)は「なかなか大変な作業。植樹が温暖化の防止につながってほしい」と願っていた。

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