花巻

土器 ひと味違う視点で 市文化財センター「遺跡のモノがたり展」【花巻】

子供たちの目も楽しませている「遺跡のモノがたり展」

 花巻市東和町地内から出土した遺物、調査記録資料などを集めた企画展「遺跡のモノがたり~安俵6区遺跡」は、同市大迫町の市総合文化財センターで開かれている。縄文土器や石器、石鏃(ぞく)(石を材料として作られた矢じり)など約1200点に上る資料を公開。体験コーナー設置をはじめ見せ方にも工夫が凝らされており、幅広い年代の歴史ファンを楽しませている。17日まで。

 1990年代を中心とした調査で環状配石遺構や土器捨て場、江戸時代以降の水路跡などが見つかり、朱塗り土器やミニチュア土器といった個性的出土品も確認されている同遺跡。今回は展示とともに土器の形合わせや紋様写し取りといった体験メニューも充実させ、訪れる子供たちにも喜ばれている。

 このうち「さまざまな生活用具~石器と道具」コーナーには、同遺跡から出土した石鏃1000点がずらり。さまざまな色の石が放射状に美しく配置されており、しばし目を奪われる児童の姿もある。底部に敷いていた物の形が紋様として残っている土器の紹介など、ひと味違う視点も来館者の関心を集めている。

 展示を担当した同センター学芸調査員髙橋純さんは「子供たちに難しい言葉は伝わりにくいので、見せ方を大事にした。(出土品の底部紋様にスポットを当てたコーナーは)土器の底を見る機会は少ないので、見て楽しい展示になっているのでは」と多くの鑑賞に期待を寄せる。

 開館は午前9時~午後5時。入館料は大人200円、小中高生100円。会期中無休。問い合わせは同センター=0198(29)4567=まで。

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