一関・平泉

青き浄土 糖尿病啓発 観自在王院跡ライトアップ【平泉】

観自在王院跡の舞鶴が池で始まった平泉ブルーライトアップ2019

 夜の浄土庭園を青い照明で照らす「平泉ブルーライトアップ2019」が8日夕、平泉町の観自在王院跡で始まり、夕暮れの庭園内に浮かび上がった幻想的な景色が糖尿病の啓発と予防を促している。9日も午後5~8時まで行われる。

 国連が定める「世界糖尿病デー」(14日)の一環で、公共の建物や主要施設などを世界糖尿病デーのシンボルマークであるブルーサークルにちなんだ照明で照らす啓発活動。同町では有志でつくる平泉ブルーライトアップ実行委員会(引地勲会長)が主催し13年から毎年実施している。

 庭園中央にある舞鶴が池の中島に設置した17基のLED(発光ダイオード)照明が、青く光る中島内の樹木を池の水面に映し出し幻想的な世界を演出。引地会長は「岩手の糖尿病患者の割合は全国で6番目に多く、病気を軽く考えて検診を受けない人や受けてもそのまま放置する人が多い。病気が進行すると合併症による失明や透析、足の切断などの恐れもあるので今後も早期発見、早期治療を呼び掛けたい」としている。

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