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「南部鉄器」を献上 天皇陛下即位祝い 県など【岩手】

折り重なった桜の花びらを散らした鉄瓶=県提供

 県は、天皇陛下の即位を祝う品として、県を代表する伝統的工芸品「南部鉄器」を献上することとし、19日に宮内庁へ届けたと発表した。献上者は県、県市長会、県町村会の3者連名。

 献上された南部鉄器は、南部特有の形状「南部形」をした胴径18センチ、高さ27センチ、重さ2キロ、容量2・4リットルの砂鉄製鉄瓶「南部砂鉄 石割桜南部形鐵瓶」。滝沢市に工房を構え、南部鉄器伝統工芸士会長を務める田山和康氏が制作した。

 表面には折り重なった桜の花びらを散らし日本伝統の意匠で新時代の幕開けを祝っている。胴の下部は不規則な波形に欠けた羽欠(はがけ)で鉄瓶の両脇にある鐶付(かんつき)には鬼面、ふたのつまみにはクチナシの実をあしらった。

 南部鉄器は盛岡市と奥州市の二つの産地があり、それぞれのルーツがある。戦争、生活様式の変化、高性能な製品の流行などで存続の危機に直面したが、近年は伝統的な南部鉄器はもちろん、現代的な感覚を取り入れたカラフルな南部鉄器、小さな南部鉄器の急須なども作られられ、海外でも人気が高まっている。

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