ブルブル雪の便り 西和賀・湯田で20センチ超
20日の県南地方は冬型の気圧配置の影響で冷え込み、今シーズンに入って初めて本格的に雪が降り、冬将軍の到来を感じさせた。
盛岡地方気象台によると、西和賀町湯田では24時間降雪量(午後3時現在)が20センチ以上を記録。日中も気温が上がらず、最高気温は湯田で0・7度、花巻市で5・1度、北上市で3・9度、奥州市胆沢若柳で4・0度など、平年を5~7度ほど下回り、12月中旬から1月上旬並みの寒さとなった。
このうち北上市の中心市街地では、前日深夜から降り始めた雪が午前中は強風とともに激しく吹き付け、荒れ模様の天気となった。道行く人の中には傘を差したり、フードを目深にかぶるなどして足早に先を急ぐ姿が目立った。昼前にはやみ、次第に青空が広がって平地ではほとんど解けたが、肌を刺すような冷たい風が冬の訪れを告げた。
同気象台によると、21日の県内は高気圧の影響で冬型の気圧配置は次第に緩みそうだ。