北上・西和賀

中学野球 笑顔で引退 7校が合同試合【北上】

塁上に2人の走者を置くなど特別ルールで盛り上がった引退試合

 北上市内の中学校7校の野球部に所属した3年生の合同引退試合が23日、金ケ崎町の森山球場で行われた。即席チームが特別ルールでプレーし、3年間の部活動を楽しく締めくくった。

 2018年に初めて和賀東、和賀西両校の合同引退試合が行われたのを受け、今年は市全域に呼び掛けて保護者が企画。26人が集まり、生徒同士での2試合に加え、中学生対保護者チームの計3試合が行われた。

 仲良くプレーし、全員が出場できるようにとの思いから▽一つの守備位置を1回で交代する▽一つの塁に2人の走者を置き手を繋いで次塁へ▽5死で攻守交代する回がある―など同日だけのルールを適用。ユニホームの違う選手たちが入り乱れ、笑いの絶えない試合を繰り広げた。

 柿澤佑多さん(北上南)は「この時期に野球をすること自体がなく、あまりない機会でみんながハッピーになった。同じ3年生で親近感もあり楽しい。高校でも学んだことを生かして勉強も野球も頑張る」と笑顔を見せた。

 企画に携わった和賀東中生徒の保護者髙橋隆太さん(36)は「中学野球最後の思い出をつくってほしかった。みんな受験生なので勉強からのリフレッシュをし、それぞれの進路に向け頑張ってほしい」と願った。

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