奥州・金ケ崎

1歳児奮闘愛らしく 一升餅背負い大会も 産直かねがさき味覚まつり

1歳児の愛らしい奮闘ぶりに拍手や歓声が上がった「一升餅背負い大会」

 産直かねがさきによる「味覚まつり」は24日、金ケ崎町西根の町民菜園パークで開かれた。リンゴをはじめ地場農産物の販売、「産直汁」振る舞いなどのイベントに加え、台風19号の影響で延期された「一升餅背負い大会」も実施。1歳児による愛らしい奮闘ぶりが会場を沸かせた。

 一升餅背負い大会は「一生食べることに困らないように」との願いを込めた催しで、幼児の負担を考慮して餅のうち5合分は首から前側に提げる形にして行っている。例年は10月の同産直「大収穫祭」のイベントだが、台風19号接近に伴い今年は同祭を中止し、一升餅背負い大会のみ味覚まつりの日程に延期していた。

 町内外38人が参加して屋内で行われ、10メートルほどのコースをすたすたと元気に進む幼児の一方、大泣きしたままや、スタート地点から動かず保護者と一緒に歩く子もあり、会場からは拍手や歓声が上がった。

 金ケ崎町永沢の及川莉子ちゃん(1)は、笑顔ものぞかせながらしっかりとした足取りで無事ゴール。母の幸美さん(34)は「大会が1カ月延びたうちに歩くことができるようになったので、結果的に良かった。力強く歩いてくれた」とまな娘をたたえ、「ご飯をしっかり食べ、大きな病気をせず、すくすく育ってもらえれば」と願っていた。

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