一関・平泉

平泉讃歌 つまびらか 姫神・星さん 長島小で授業 創作秘話、作曲手順も披露

星さん(右)の説明を受けながらシンセサイザーを使った作曲を体験する児童

 平泉町立長島小学校(髙橋彰校長、児童88人)で26日、シンセサイザーユニット「姫神」として作曲や演奏活動を続ける星吉紀さんによる授業が行われた。

 「平泉讃歌(さんか)を学ぶ会」と題した授業は全校児童を対象に行われ、星さんが2011年の世界遺産登録を祝い作曲し町内の児童生徒によって歌い継がれている平泉讃歌の誕生のいきさつや、歌詞に使われている言葉の意味を学習。いきさつについて星さんは「修学旅行先などで歌うことで平泉を表現でき、感謝の気持ちを伝えられる合唱曲にとの思いを込めて作曲した」と語った。

 シンセサイザーを使った作曲活動の説明では、星さんが国内や中国で行った演奏活動の様子を映像などで紹介したほか、児童が作曲の手順を体験した。4~6年生の代表3人が選んだリズムを組み合わせた音楽が会場に流れると、児童の間から歓声が上がった。

 授業の最後には、全校児童で平泉讃歌を高らかに合唱。同校合奏団でパーカッションを担当してきた6年生の千田美月さん(12)は「機械を使って音楽が作られていることに驚いた。平泉讃歌は地域の歌としてこれからも歌い続けていきたい」と語った。

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