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禁止薬物さらに4頭 再開見通し立たず 計12頭 岩手競馬

競走馬からの禁止薬物の検出を受け、レース中止を知らせる看板が設置された水沢競馬場(2019年11月18日撮影)

 県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は28日、禁止薬物陽性馬発生に伴う岩手競馬所属の全頭検査でさらに4頭からこれまでと同じ筋肉増強剤(ボルデノン)が検出されたと発表した。今季は11月だけで7頭、昨季以降では12頭となった。

 同組合によると、禁止薬物が新たに確認されたのは盛岡競馬場の橘友和厩舎(きゅうしゃ)に所属するリュイールスター号(牝6歳)、バトルクウ号(牝5歳)、ゲットリズム号(牡3歳)、コスモスピード号(牡5歳)。

 いずれも19、20日に検体採取した橘厩舎の全27頭のうち、単独の厩舎で管理する20頭中の4頭。10日出走後の検査で今季初の陽性馬が発生し、全頭検査で別に陽性馬2頭が確認された櫻田浩樹厩舎と10メートルほどの距離で隣接する。

 今回の4頭のうち長期休養中のコスモスピード号を除く3頭は、11月上旬の盛岡競馬に出走しており、薬物が影響した状態だった可能性がある。バトルクウ号は3日のレースで10頭中3着だった。

 同組合は27日に検査機関から通知を受け、これまで同様に競馬法違反の疑いで捜査中の県警に連絡した。

 県庁で記者会見した同組合の千葉義郎事務局長は「競馬の公正確保に疑念を生じさせるもので、ファンや関係者、県民に重ねておわびする」と陳謝。また「故意か、そうでないのか分からないが、両厩舎の共通点を探すことで手掛かりが見えてくるかもしれない」と話し、再発防止策の見直しと併せて調査を進める。

 岩手競馬は、6頭目の発生を受けて18日と23~25日のレースを中止。さらに7、8頭目の確認後、30日から12月2日までの開催見送りを決定。再開に向けた岩手競馬所属の全頭検査は722頭のうち27日現在で474頭が終了し、残る検査も来月6日に結果が出る見通し。

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