花巻

売れる商品デザインは プロ指導ワークショップ 高校生、大学生がアイデア【花巻】

DeNAデザイナー(左から3人目)の助言を受けながら商品パッケージのデザインを考案する参加者

 商品の包装デザインなどをデザイナーと共に考え、売れる商品作りに役立てようというデザインキャンプが1日、花巻市内で開かれた。ゲーム開発やインターネットサービス事業、プロ野球球団所有で知られるDeNA(ディーエヌエー、本社東京都、守安功代表取締役社長)が主催し、同社のデザイナー4人が高校生と大学生らと同市で製造販売されるナチュラルチーズのデザインにアイデアを出し合った。

 デザインキャンプは、同社の創業20周年を記念した「De20(ディー・トゥエンティ)プロジェクト」の一環で、デザイン力で地域の産物に新たな価値を生み出す可能性を考える機会にと、同市を会場に選んだ。全国各地に赴いてデザインキャンプを開いており、東北では同市のみ。市が協力した。

 同日は富士大の学生と花北青雲高校の生徒、教諭、市職員・地域おこし協力隊員の15人が参加。DeNAから横浜ベイスターズブランド総括本部クリエイティブ戦略部の高橋寿俊部長らデザイナー4人が指導した。

 デザインは大迫チーズ生産組合(同市大迫町)の伊藤行雄さんが製造販売するチーズ。真空パックにした包装がシンプルな現在のチーズを売れる製品にするため、消費者に届けやすいデザインなどのテーマに沿って各自が考案。参加者が3班に分かれてワークショップの手法で進め、市販されている売れ筋のチーズのパッケージデザインを参考にし、インターネットで検索して1人ずつアイデアを出し合った。

 それぞれの班でアイデアを共有して発表。伊藤さんの似顔絵やロゴ、紙製の包装デザインなどを考えたほか、ワインなどのアルコールと一緒に販売する、おしゃれなポップを付けて店頭で販売するなども示した。参加した花北青雲高ビジネス情報科1年の菅原ゆららさんは「チーズ造りのこだわりやおいしさなどが消費者に伝わるようなデザインを考え、課題解決に役立ってほしい」、同科1年の沼田恭子さんは「消費者が思わず手に取ってしまうような面白いデザインを考えてみた。高級感も加えたい」と話した。これらのアイデアは伊藤さんに報告する。

 市定住促進課の高橋信一郎課長補佐は「ワークショップの手法によるデザイン考案などを高校や大学での授業にも取り入れてほしい。生徒と教諭が平等な立場でたくさん話し合えるのも魅力。デザイナーだけの特別な仕事ではなく、花巻にもものづくりと新しい価値観を創造できる人材の育成にも役立てたい」とキャンプの意義を語った。

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