奥州・金ケ崎

素の自分大切に 芦田さん、水沢中訪問 パラ陸上メダリスト【奥州】

カラーコーンで走り幅跳びの跳躍距離を示す芦田さん(左)

 オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業の一環で4日、パラリンピック陸上競技メダリストの芦田創さんが奥州市の水沢中学校(千葉和仁校長、生徒466人)を訪れた。芦田さんは講演と実技を通し、生徒から大会への関心やスポーツの意義への理解を引き出した。

 五輪とパラリンピックを2020年に控え、スポーツ庁の委託を受けて県教委が希望校で実施している。

 芦田さんは16年パラリンピックの4×100メートルリレーで銅メダルを獲得。本職という走り幅跳びでは予選敗退したが、7メートル15の日本記録を持っている。全校が対象の講演では、自身の右腕の障害や競技での経験などを紹介。カラーコーンで自身の跳躍距離を示す場面もあった。

 右腕のハンディに目が向いた時期もあったが、コーチの指導で「人生の主語が右腕になっていた」と気付かされたという。「コントロールできないものを変えようとするのは時間の無駄。腕の不自由以外の可能性を信じたことがあったか」とありのままの自分を受け入れられたという。

 経験を基に、「人と比べると自分の嫌な部分が急に目に付くが、与えられた環境で頑張るのが大事」と強調。「障害者も頑張っていると伝えたいのではない。自分と向き合って強くなった人として評価されればうれしい」と語った。

 千葉明日奏さん(3年)は「チャレンジすることの素晴らしさ、自分を受け入れることの大切さを学べた」と代表で感想を述べた。

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