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岩手競馬7日に再開 「公正確保」と判断 禁止薬物問題 原因は未究明

 県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は4日、競走馬計7頭から禁止薬物が検出され、中止していた岩手競馬のレースを7日に再開すると発表した。原因は依然究明されていないが、全頭検査の結果を受けて陰性馬のみでレースを開催するほか、監視カメラ増設などの再発防止策を改めて強化したことで公正な競馬が確保できると判断した。

 組合の内宮明俊副管理者らが県庁で記者会見して明らかにした。内宮副管理者は「関係者がより連携を強化して一丸で取り組む」と表明。「魅力あるレースを提供し、ファンに安心して楽しんでもらえるよう努める」と語った。

 再開に当たり、今回の陽性馬7頭を管理する櫻田浩樹、橘友和両厩舎(きゅうしゃ)の所属馬(計56頭)は7~9日の水沢競馬には出走せず、改めて全頭検査を実施する方針。さらに、再発防止強化策として盛岡、水沢両競馬場で厩舎エリアの監視カメラ増設や警備員の増強、組合職員を含めた巡回活動、手荷物検査、飼養管理簿提出などを徹底する。

 

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