一関・平泉

一関地方で就農しよう ガイドブックを発行 県南局など 地域特性合った作物、収入経費試算など紹介

県南広域振興局と一関地方農林業振興協議会が発行した就農までのガイドブック「岩手県一関地方で農業をはじめよう!」

 県南広域振興局と一関地方農林業振興協議会は、新規就農者の確保に向け、就農までのガイドブック「岩手県一関地方で農業をはじめよう!」を発行した。一関地方(一関市と平泉町)ならではの農業の特徴と支援策を紹介し、関係機関・団体で無料配布している。

 ガイドブックはA4判フルカラー、10ページ(別刷りページを含む)。一関地方の農業について、北上川流域の平坦(へいたん)部が広がる西部は水稲を中心に、緩やかな丘陵地が多い東部は野菜や花きを中心に生産されていると説明。その上で、農業を始めようとする本気度を確かめられる項目や、就農までのステップ、目指す農業のタイプを記載し、就農希望者が自分の方向性を確認できるようにしている。

 一関地方の特徴的な園芸品目としては▽トマト・ミニトマト▽ピーマン▽ナス▽キュウリ▽小菊▽リンドウ─を取り上げ、それぞれの栽培スケジュールや収入経費の試算表などを記載した。近年の新規就農者・新規栽培者の写真も添え、現場の雰囲気を伝えている。

 就農への支援策としては、一関市に移住して農業を始めた人から話を聞ける「いちのせき農業チャレンジモニター体験会」や、JAいわて平泉が園芸を始めたい人に圃場(ほじょう)の見学や相談に応じる「園芸だよ! 全員集合」、各市町による研修事業などを紹介している。

 一関地方では2015年度から「新規就農ワンストップ相談窓口」を毎月開設して関係機関・団体が新規就農希望者に応じており、近年は毎年20人前後が就農している。この経緯を踏まえてさらに新規就農者を確保する取り組みとして、19年度は県南広域振興局の地域経営推進費を活用してガイドブックが作成された。

 一関農林振興センター農政推進課の大友令史課長は「開いた瞬間に細かい文字ばかりで嫌がられないよう色や絵、写真を付けて手に取ってもらいやすくした」、同JA営農振興課の渡邉満明課長は「新規就農者が取り掛かりやすそうな園芸品目を中心にした。各品目担当職員の協力で、就農に当たって気になるであろう面積当たりの収量と販売額の目標を載せた」とデザインや編集の工夫を語った。

 発行部数は5000部。一関市と平泉町、JAいわて平泉、一関農業改良普及センター、一関農林振興センター、県立農業大学校などの施設で配布している。ガイドブックの問い合わせは一関農林振興センター=0191(26)1413=へ。就農に関する問い合わせは同センターのほか、市農政課、町農林振興課、同JA営農振興課、一関農業改良普及センターまで。

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