北上・西和賀

川に転落の車から高齢者救出 2人に感謝状 北上署

人命救助の感謝状を受けた(左から)下瀬川さん、高橋さん。右は奥野署長

 北上署は17日、単独事故で川に転落した高齢の運転者を救出したとして、北上市内の男性2人に感謝状を贈った。

 人命救助の感謝状を受けたのは、同市里分の会社員下瀬川直哉さん(42)と同市和賀町竪川目の会社員高橋達也さん(66)。2人は9日午後5時25分ごろ、帰社途中に同市滑田地内の市道でトラックを運転中、前方で路外に逸脱する軽乗用車を目撃。車両は約3メートル下の黒沢川に転落した。

 2人は即座に水深約20センチの川へ救助に入り、転覆状態の車両のドアを引っ張って開けて、運転していた市内の80代男性を救出。貴重品類も拾い集めた。男性に大きなけがはなかった。

 当時は日没で、運転していた下瀬川さんが前の車のテールランプが突如消えたのに気付いたという。2人は車内にあった長靴とヘッドライトを身に着けて川に入り「(男性は)動けなくなっていた。声を掛けてびっくりしていたが、反応があったので大丈夫だと思った」と振り返り、男性を支えて川から上がった。

 北上署で17日行われた贈呈式で、奥野淳署長は「救助がなければ重大な結果となっていた恐れがあった。2人の素晴らしい行動が人命救助につながった」とたたえ、感謝状を贈った。

 川の水温はかなり冷たく男性もぬれた状態で低体温症の危険性があった。夕暮れ後だけに、周辺道路からの発見も困難で、救出が遅れれば生命に危険が及ぶ可能性が高かった。

 下瀬川さんは「特別なことをしたとは感じていない。けががなくてよかった」と神妙な面持ち。高橋さんも「無我夢中で、当たり前のことをしたまで。大事に至らず何より」とほっとした表情で話した。

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