花巻

平成飾った大瀬川の人々 27日まで企画展 新聞に掲載、152人紹介【花巻】

平成の31年間に新聞に掲載された出来事と人物を紹介している「平成の大瀬川」企画展

 大瀬川活性化会議(熊谷秀夫会長)主催の企画展「新聞で綴(つづ)る平成の大瀬川」は、花巻市石鳥谷町の大瀬川振興センターで開かれている。新聞に掲載された大瀬川地区の152人の記事を取り上げ、平成の約31年間に起こった出来事を振り返っている。27日まで。

 平成が始まった1989年1月から2019年4月までの約31年間に新聞に取り上げられた大瀬川の記事を多くの人に見てもらおうと、大瀬川歴史クラブの菅原得之代表(77)が企画。同センターの会議室には、岩手日日新聞社などの県内地方紙をはじめ全国紙に掲載された大瀬川の人物をメインにして各社から承諾を受けて複写したA3判の記事152点が並ぶ。

 掲載された紙面は、菅原代表が31年分の手帳1冊ずつに書き留めていた大瀬川の主な出来事や新聞記者から受けた取材日を確認しながら集めた。ただ掲載日が手帳に書かれていないため、県立図書館などに足を運んで各紙を調べ、全部で530点の記事を収集している。毎年開催する行事や内容が重複しているものを省き、人名が掲載されている記事に絞った。

 紹介した記事は名前と早見表を付け、見やすいように配慮。1997(平成9)年5月に石鳥谷町と紫波町で発生した大規模山林火災の記事では、山林に次々燃え移る様子を生々しく伝える住民のコメントなどが掲載された。毎年2月のたろし滝の氷柱測定では関係する人物のコメント、戦争を振り返る人、宮沢賢治作品の研究者、100歳を迎えた人の喜ぶ様子、Jリーガーなど大瀬川に縁故のある人物なども紹介した。

 152人以外の記事もファイルに綴り鑑賞もできる。

 同センターには住民らが記事に目を通し、平成を振り返っている。

 畜解剖学の先駆者・大澤竹次郎の偉業を顕彰する事業が行われた2000(平成12)年に、大瀬川の生誕の地に案内板が建てられ、その除幕式で事務局を務めた板垣昭栄さん(73)は「来賓らの出席者を案内するのに緊張したのを覚えている。19年前の出来事だが、記事を見ると当時の様子が思い出される」と回顧した。

 菅原代表は「残しておいた手帳のありがたみが身に染みる。思い起こせば大瀬川にもいろいろな出来事があり、普段は新聞紙を捨ててしまうが、保存しておくことも役割があると感じた。何よりも企画展を見てくれる人がいるので苦労が報われる」と話している。

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