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来年3月末で休止 宮古―室蘭フェリー トラック乗船伸びず

 宮古市と北海道室蘭市を結ぶ宮古―室蘭フェリーについて、川崎近海汽船(東京都)は20日、宮古港への寄港を2020年3月31日で当面休止すると発表した。収益の柱となるトラックの乗船台数が見込みを大幅に下回ったことなどが影響したとみられる。本県初のフェリー航路は開設から約1年半で休止となった。

 同社によると、トラックの乗船台数が当初見込みを下回ったほか、来年以降は環境規制に伴う燃料コストの増加が見込まれ、航路運営がさらに厳しくなるとして、同航路の当面休止を判断。来年4月以降は、八戸―室蘭航路での運航を予定しているという。

 同航路は本県初のフェリー航路として18年6月に開設。運航するシルバークィーンは全長134メートルで、7005トン。最大搭載旅客定員は600人、トラック69台、乗用車20台。

 当初は1日1往復運航していたが、18年10月からは、日曜日の室蘭発、月曜日の宮古発の1往復を減便。さらに室蘭便を八戸港経由とし利用者拡大を図った。

 県によると、開設から今年10月までの輸送実績は、トラックの累計5321台で、1便当たり7台。乗用車は累計1万2607台で、1便当たり平均15台、旅客は4万5685人で1便当たり56人だった。

 県は今年度、室蘭市や宮古市との連携事業として、航路を利用する運送事業者に利用状況や改善要望などの評価を収集する物流効果実証事業を実施するなどの取り組みを行った。

 同航路の休止を受け達増拓也知事は「北海道と直接つながる県民の足として定着しつつある重要な航路であり休止は残念。宮古市と連携し川崎近海汽船に航路の継続を強く要望していきたい」とコメントした。

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