花巻

感謝を力に勝利誓う 花巻リトルの2人表敬 日台会長盃国際野球

上田市長(右)に国際大会出場を報告する外山投手(中央)と菊地外野手

 中学硬式野球の花巻リトルシニアの外山鴻志投手(石鳥谷中2年)と菊地祐輝外野手(紫波一中2年)が、28日から台湾で開かれる第17回日台会長盃国際野球大会に出場する。東北選抜チームのメンバーとして国際大会に臨む2人は、攻守に力を発揮して勝利に貢献することを誓っている。

 花巻リトルシニアは52チームが出場して9、10月に秋田県で開かれた秋季新人東北大会で8強入りした。

 外山投手は、ダイナミックなフォームから120キロ超の球威ある直球、変化球を投げ分ける本格派右腕。秋季新人東北大会では2試合に登板し、1回戦が1失点完投、3回戦は完封と抜群の安定感を見せた。

 主に中堅を守り、打線では4番の菊地外野手は、鋭い打球を飛ばすミート力と俊足、強肩、守備範囲の広さを誇る走攻守そろった選手。同大会では11打数6安打とチームを引っ張った。

 2人や花巻リトルシニアの関係者は25日、花巻市役所に上田東一市長を表敬訪問し、大会出場を報告。外山投手は「花巻リトルのモットーの感謝を力に替え、最大限のプレーをして活躍したい」、菊地外野手は「チャンスで打点を挙げたい。足も生かし東北チームを勝利に結び付けたい」とそれぞれ意気込みを語った。

 11月下旬に宮城県で合同練習が行われ、2人ともチームメートのレベルの高さなどに刺激を受けた様子。上田市長は「海外で野球をするのは貴重な機会。良い結果で市民に勇気を与えてほしい。経験したことをチームに持ち帰り、花巻リトルシニアをさらに強くしてもらいたい」と激励した。

 大会は日本9、台湾11チームが出場して2020年1月1日まで開かれる。本県からは2人を含め4人がメンバー入りしている。

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