北上・西和賀

昼夜の稽古 努力結実 岩手北上やよい会 民舞全国大会V

民謡民舞全国大会民舞緑旗戦で優勝した岩手北上やよい会のメンバーら

 2019年度民謡民舞全国大会(12~15日、東京都)で岩手北上やよい会が民舞部門の民舞緑旗戦で優勝し、経済産業大臣賞を受賞した。会員の女性10人が息の合った踊りを披露。昼夜、稽古に励んできた成果を大舞台で発揮した。

 民舞部門には全国各地の予選を勝ち抜いた19団体が出場。民舞緑旗戦は初日に行われ、同会は20~70代の女性10人が「南部盆唄」を踊った。

 舞台の出入りの姿勢や手、腰の位置、題目に合った振り付け、踊りのレベルなどが総合的に審査され、岩手北上やよい会は民謡の曲目に合った振り付け、全体的にそろった踊りが高く評価された。

 近年は2、3位が多く、優勝と大臣賞受賞は約10年ぶりで3度目。和賀千代里(本名佐々木明美)会主(54)は「ミスがあり難しいと思っていただけに信じられなかった。とてもうれしい。練習してきたかいがあった」と喜びを語り、会員も「私たちの踊りをしようと思って踊った」と振り返った。

 民舞部門では1~3日目に同様の旗戦があり、それぞれに優勝者が出る。4日目の最終日に各旗戦上位の計9人で内閣総理大臣争奪戦を行い、同会は審査員奨励賞を受賞した。

 民謡壮年の部では、会員の千田正夫さん(63)が「南部馬方節」で6位に入った。初出場の千田さんは「練習してきたことは出せた。(6位には)うれしい思い」と語った。

 26日は和賀八千代(本名八代子)顧問(81)、和賀会主、千田さんら9人が市役所を訪問。和賀顧問が受賞の経緯を報告し、髙橋市長は「今年は子供たちが頑張っているが、皆さん方にも盛り上げていただいた。次は内閣総理大臣賞へ頑張ってもらいたい」とねぎらった。

 和賀顧問は「素直な踊りだった。ただ目の位置、指先の向きなどはまだまだ」と注文。和賀会主は「次は上の内閣総理大臣賞を目指したい」と決意を語った。

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