花巻

今に生きる賢治の短歌 かるた遊び通じ交流【花巻】

賢治の短歌百首カルタを楽しみながら交流を図る参加者

 花巻市出身の学生らでつくる市民団体「はなふーぷ」は4日、メンバーの高校生が企画したイベント「ふらっとはなまき」を同市下小舟渡の一日市公民館で開いた。「賢治の短歌百首カルタ」での遊びを楽しみながら、宮沢賢治が残した作品が日常生活にどのように影響しているのかなどを参加者同士が語り合った。

 はなふーぷのスタッフと市議、地域住民、高校生合わせ14人が参加。2016年度の賢治生誕120年記念事業で製作されたかるたを用いて、正月遊びを楽しんだ。百首を半分に分けて2回行い、参加者が読み手を交代しながら札を取り合った。

 遊びを通して賢治カルタの感想や、賢治が生きた時代と現代との関わり、日常生活に賢治作品がどのように関わっているのかなどを気軽に語り合った。

 はなふーぷは、花巻のまちづくりなどについて大人との対話を通じ、将来を考えるためにつくった団体で、大学生と高校生の4人が中心となっている。代表を務める同市出身の久保田微さん(22)=東北芸術工科大4年=は「今回は高校生が企画し、かるた遊びや交流などで花巻や賢治を知る機会にしたかった。いろんな人たちとの語り合いをしていきたい」と話した。

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