奥州・金ケ崎

科学の不思議 実験で解説 宇宙遊学館 びっくりショー【奥州】

奥州宇宙遊学館での「びっくり実験ショー」。実験結果に見入る児童たち

 奥州宇宙遊学館の「冬休みびっくり実験ショー」は5日、奥州市水沢星ガ丘町の同館で開かれ、子供から大人まで40人ほどの参加者が実験を見ながら科学への理解を深めた。

 実験ショーは、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センターが行っている「イーハトーブ・サイエンス・スクール」の一環。同日はイーハトーブ・サイエンス・リーダーの菊地宏充さんが講師を務めた。

 ショーは、「水とエタノールを100ミリリットルずつ混ぜると200ミリリットルになるか?」「燃えるとは?」といった疑問に実験で答えるスタイル。2人の参加者が2種類の液体をメスシリンダーで正確に測って、菊地さんが大きなメスシリンダーで混ぜた。目盛りを確認した児童たちは不思議そうな表情を見せ、「体積が減っている」と口をそろえた。

 菊地さんはその後、ビー玉とビーズで同じようにして混ぜ合わせ、「粒の大きさが違うから大きな粒の間に小さな粒が入り込んで足し算通りにならない。これと同じで、水とエタノールの粒は大きさが違うから体積が変わる」と説明。参加者は納得した表情を見せていた。

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