一関・平泉

きねで餅つき「よいしょ!」 室根・土曜塾 小正月行事【一関】

子ども土曜塾で餅つきを楽しむ児童ら

 一関市室根町の室根市民センターが主催する子ども土曜塾「小正月行事」は10日、同センターで開かれ、児童が「繭玉ならし」や餅つきに取り組み、昔ながらの文化に触れた。

 繭玉ならしは、豊作を祈願してミズキの枝に団子などを飾る伝統行事。児童は学年ごとに団子作りと折り紙を使った飾り作りを行った後、玄関ロビーに設置されたミズキの枝に紅白の団子を刺し、縁起物のだるまや獅子舞、鏡餅などの形に折った紙飾りをつるした。

 餅つきは臼ときねを使い、約5升の餅米を2回に分けてついた。児童は重いきねを同センター職員に助けられながら持ち上げ、みんなで「よいしょ、よいしょ」と掛け声を上げながら突き上げ、あんこやきな粉で味わった。

 紙飾りを作った小山菜月さん(室根東小学校6年)は「鏡餅の折り紙はパーツが三つに分かれていて難しかったが、何とかうまくできた」と完成を喜び、餅つきを初体験した藤代龍人君(同1年)は「きねを持ち上げるときに餅が飛んできそうで、ちょっと怖かった」と話していた。

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