花巻

花巻市消防出初式 安全で住みよいまちへ

分列行進で沿道の市民に士気の高さと勇気を示す花巻市消防団員

 2020年花巻市消防出初式(市、市消防団主催)は12日、同市若葉町の市文化会館などで行われた。新年の決意を持って絆を強め、大規模化する風災害や火災から市民の財産と生命を守る強い心意気を市民に示した。

 全23分団から団員1221人、車両114台が出動。同会館で行われた式典で、統監の上田東一市長は昨年10月の台風19号に触れ、「団員の迅速な警戒と避難伝達により人的被害はなかった。ひとえに団員の郷土愛のたまもの」と敬意を表した。昨年の火災発生件数が53件と前年を上回ったため「市民一人ひとりの防火意識を高めることが重要で消防関係者の地道な予防活動が不可欠。市民の生命と身体、財産を災害から守る崇高な使命の下、団結を強固にし一層の尽力を期待したい。安全安心の地域をつくるため協力をお願いする」と式辞。小原雅道市議会議長、田村剛花巻警察署長が祝辞を寄せた。

 団員は会場から同市上町までの約1・5キロを分列行進し、ラッパ隊の演奏に合わせて力強く歩いた。終着の岩手銀行花巻支店前では上田市長に敬礼し、安全で住みよい地域づくりの推進を誓った。

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