市町村平均、国下回る 公務員給与水準 昨年4月現在 県内最高は北上【岩手】
県は、2019年4月1日現在の市町村職員の給与水準(一般行政職)を公表した。国家公務員の給与を100とした場合の地方公務員の給与水準を示す「ラスパイレス指数」は、県内市町村平均で前年に比べ0・1ポイント上昇し97・1だった。全国平均は99・2で、市町村別で最も高かったのが北上市99・9、最も低かったのが田野畑村89・2となった。
地方公共団体給与実態調査に基づくもので、県内33市町村について集計した。14市の平均は97・8(前年比0・1ポイント上昇)、19町村の平均95・5(同0・7ポイント上昇)だった。
北上市以外の県南では、奥州市98・8(同横ばい)、平泉町98・5(同0・2ポイント上昇)、一関市97・6(同横ばい)、西和賀町97・5(同0・2ポイント上昇)、花巻市95・6(同0・4ポイント上昇)、金ケ崎町94・9(同0・3ポイント上昇)だった。
市町村職員の平均給与月額は36万9892円(平均年齢41・8歳)。市平均が37万7751円(同42・0歳)、町村平均が34万6422円(同41・0歳)。最も高いのが奥州市40万6270円(同43・6歳)、最も低いのが九戸村31万559円(同39・7歳)。
特別職の給与では、市町村長の最高額が盛岡市長の113万8000円、最低額は九戸村長の50万円。
県職員のラスパイレス指数(19年4月1日時点)は、前年から0・1ポイント低下の99・2で、全国の都道府県で34位。平均給与額は、39万932円(平均年齢43・0歳)だった。