奥州・金ケ崎

体の衰え疑似体験 家族介護教室 市社協【奥州】

高齢者の体の衰えを体感する参加者

 奥州市社会福祉協議会が主催する2019年度家族介護教室は16日、同市水沢の市総合福祉センターで始まり、参加者が介護の技術や知識などを学んでいる。初回は装具などを使って体の機能を制限し、介護を受ける高齢者の体の衰えを疑似体験した。

 市の委託事業で毎年開催し、今年度は2月まで全3回の日程。同日は社協の職員が講師を務め、市内の女性8人が参加した。

 参加者は高齢者の感覚や体力、関節の可動域などの能力が若い頃に比べ低下することについて説明を受け、ゴーグルやバンド、イヤーマフなどの装具を身に着けてその状態を体感。階段の上り下りに時間がかかる、目の前の物しか見えないなどの違いを実感していた。参加した50代の女性は「少し動いただけで腰が痛くなった。体験をしておけば家族に介護が必要になったときにも気持ちが分かるはず。自分自身も衰えないように運動をしたい」と話していた。

 第2回は介護用具について学び、最終回は介護者のケアとして笑いヨガでのリフレッシュに取り組む。

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