北上・西和賀

厳寒期限定 特産の味 来月販売、作業進む 寒ざらしそば【西和賀】

西和賀町で行われている寒ざらしそばの仕込み作業。ソバの実を氷の張った冷水ですすぐ

 西和賀町の第三セクター・西和賀産業公社(代表取締役社長・細井洋行町長)は、地元産のソバを冷水と寒風にさらす「寒ざらしそば」の仕込み作業に取り組んでいる。県内有数の豪雪地帯ならではの風土を生かした特産品。厳寒期限定の作業で、2019年度は前年度と同じ1トンを2月までに仕込む。

 寒ざらしそばは、秋に収穫したソバの実を冷たい湧き水に10日間ほど浸した後、さらに1週間から10日ほど寒風にさらして乾燥させて作る。寒ざらしにする手間を加えることで、余分なあくや渋みが抜け、甘みや風味が増すといわれている。

 今年度の仕込みは昨年暮れに開始。一年で寒さが最も厳しいとされる「大寒」の20日にも同町の加工場でスタッフが作業を行い、氷の張った冷たい湧き水に手を浸し、ネット状の袋に入ったソバの実をすすいであくを流し出した。その後、屋外に設けた棚に袋ごと収容して寒風にさらし、日中と夜間の寒暖差によって寒ざらしそば独特の風味が出来上がるという。

 来月から寒ざらしそばの乾麺の製造を始め、町内の湯夢プラザなどで販売。4月上旬には恒例の「寒ざらしそば祭り」を開催し、町内店舗で提供する予定。

 廣瀬稔副部長兼生産加工課長は「例年に比べ暖かな天候だが、日中と夜で寒暖差があるため乾燥していく中で風味も増してくると思う。よりおいしいそばができると期待している」と話している。

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