一関・平泉

パリ五輪でも継続を リサイクル金属活用 みんなのメダルプロジェクト 一関市、東京組織委に提案

武藤事務総長(左)に提案趣旨を説明する勝部市長

 一関市の勝部修市長は21日、リサイクル金属で東京五輪・パラリンピックのメダルを作る「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を2024年のパリ五輪でも継続するよう、東京五輪・パラリンピック組織委員会に提案した。同組織委は提案趣旨に理解を示し、次期開催国フランスの組織委に伝えることを約束した。

 みんなのメダルプロジェクトは、回収した使用済み小型家電から貴金属を取り出し、メダルの材料に使用する取り組み。14年10月に同市が同組織委に提案し、大会機運を盛り上げる国民参加型のプロジェクトとして採用された。プロジェクトは17年4月から19年3月まで繰り広げられ、全国からメダル製作に必要な量が集まった。

 この取り組みの成果として一関、平泉両市町で構成する一関地区広域行政組合を含めた一関地方では、金メダル換算で117個(昨年末時点)に相当する使用済み小型家電を回収。プロジェクトをきっかけに住民のリサイクル意識が高まったこともあり、プロジェクト終了後も、回収量が順調に推移しているという。

 同日は、勝部市長が東京都の晴海アイランドトリトンスクエアを訪れ、同組織委の武藤敏郎事務総長に「黄金の国ジパングのレガシーを世界のレガシーへ」と題した提案書を手渡した。

 約900年前に最盛期を迎えていた平泉文化が、マルコ・ポーロの東方見聞録により欧州全体に知られるようになったことから、提案書ではメダルプロジェクトを東京五輪のレガシープロジェクトとしてパリ五輪に引き継ぎ、持続可能な社会に向けて推進するよう求めている。

 提案を受け、武藤事務総長は「一関市からのヒントで、メダルプロジェクトを成功させることができた。組織委としては、メダルだけに活用するのではなく、表彰台や聖火ランナーのトーチなど、いろんなリサイクルの考え方を広めていきたい。今回の提案は次の開催国の組織委に伝える」と語った。

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