北上・西和賀

児童と本つなぐ 町内2小学校に導入 読書おもいで帳【西和賀】

導入された機械で記帳を体験する沢内小児童

 西和賀町は、町内の湯田、沢内の2小学校の図書室に通帳型の手帳に読書記録を印字できる「読書おもいで帳」システムを導入した。児童と本との思い出づくりをサポートする新たなアイテムとして、読書意欲の向上に役立てる。

 同おもいで帳記帳機は、花巻市の新興製作所が製造。おもいで帳には読書記録として記帳日や書名、著者名、出版社名が印字でき、1冊で336冊分の記録が可能。県内では花巻市や陸前高田市の公共図書館などで導入されているが、学校での導入は花巻市に次いで2自治体目となる。

 2小へのシステム導入は花巻、北上、西和賀の3市町の約800社でつくる花北法人会(宮澤一郎会長)の寄贈と町教委の支出により実現。23日には沢内小(深沢一男校長、児童87人)で寄贈式が行われ、同法人会の八重樫チメ女性部会長が「たくさん記帳し、読書推進に役立ててほしい」とあいさつし、児童らと機械を除幕した。

 児童は新興製作所の鈴木俊一製品開発部長から使い方の説明を受け、早速記帳機に手帳を入れて借りてきた本の情報を記録した。1カ月に5冊ほど本を読むという渡邉想子さん(4年)は「すぐにタイトルが印字されてすごい。借りた本が記録されていくのが楽しいので、これからもっと本を読みたい」と笑顔を見せた。

 町には川尻地区公民館(文化創造館Uホール)と太田地区公民館(沢内庁舎)の2カ所に公共図書室があるが、町立図書館は整備されていない。町教委の佐藤敦士教育長は「子供たちが自由に町の図書室に通えない分、学校図書の記帳システムを通じて本を手に取る機会を増やし、活字慣れにつなげていけたら」と期待を寄せた。 

▲借りた本の情報が記録できる「読書おもいで帳」(右下)。児童の読書活動の推進に役立てられる

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