花巻

九州・沖縄から誘客 本県観光資源アピール 北東北3県と旅行商談会 花巻

九州・沖縄地方の旅行事業者(左)に県内の観光資源をアピールする観光事業者

 岩手、青森、秋田3県で組織する北東北三県福岡合同事務所は24日、九州・沖縄地方の旅行事業者と県内の観光事業者との旅行商談会を花巻市湯本の花巻温泉ホテル紅葉館で開いた。本県の魅力的な観光資源をアピールし旅行商品の企画・立案と九州・沖縄地方からの誘客につなげる狙い。観光事業者は、観光地の冬ならではの見どころや食などを積極的にPRし、早期のツアー商品化などに期待を寄せた。

 商談会には福岡、沖縄両県の旅行事業者4社と県内の観光事業者11社・団体を合わせ17人が参加。観光事業者が旅行事業者のテーブルを巡り、パンフレットなどを示しながら観光地や食事内容、冬に楽しめるイベントなどを紹介した。

 このうち、げいび観光センターグループ(一関市東山町)の大橋隆夫営業部長は、国の名勝に数えられる猊鼻渓(げいびけい)の渓谷の自然美や冬季限定のこたつを備えた屋形船での舟下りなどをPRした。「東北は広いので観光商品での観光ルートの設定が難しいが、名所の中尊寺(平泉町)が近くにあるので猊鼻渓や岩手の魅力をアピールし、九州・沖縄から観光客を誘致したい」と期待する。

 旅行業4社の担当者は22日から空路で秋田県入りし、男鹿市のなまはげ館、仙北市の乳頭温泉郷などを視察・体験。24日には本県の雫石スキー場や小岩井農場、宮沢賢治記念館などを視察したほか、わんこそばも体験した。

 観光事業者の説明を受けたJTBメディアリテーリング九州支店(福岡市)旅行課の高山愛さんは「知名度の高い観光地よりも穴場を探しに来た。今回は秋田と岩手を横断するルートで、移動時間が予想以上に短いのでそのまま旅行商品にできそう。秋田と岩手はおいしいものがたくさんあるので九州の人たちが食い付くような商品にしたい」としていた。

 同事務所によると、青森、秋田両空港は福岡、沖縄との直行便がなく羽田経由での利用が多い。直行便がある福岡空港から花巻空港へ利用者は、2018年度が3万5169人と17年度(2万8790人)を上回る状況で、担当者は「九州・沖縄から北東北への来訪者数は伸びしろがある。商談会を通じて観光客誘致につながってほしい」と話していた。

 今回の商談事業は25日まで。最終日は猊鼻渓の舟下り、げいびレストハウスの視察などが行われる。

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