北上・西和賀

戦術多彩に“雪上バトル” 75チーム闘志熱く 北日本雪合戦【西和賀】

北日本雪合戦大会で攻防を繰り広げる選手たち

 ほっとゆだ北日本雪合戦大会(西和賀町など主催)は25日、同町の湯田小学校グラウンド特設コートで始まった。県内最大規模の雪合戦大会で、一般、ミックス、レディースの3部門に75チームが出場。選手たちが雪球を投げ合い、寒さを吹き飛ばすような熱戦を繰り広げている。26日まで。

 大会には町内をはじめ、盛岡、花巻、奥州、一関など県内各地から一般に39チーム、ミックスに29チーム、レディースに7チームが出場。主催者によると、例年、グラウンドの積雪は圧雪して1メートルほどの高さになるが、今年は雪不足のため15センチほどと激減。競技で使用する雪球を作るための雪も町内各地から寄せ集めるなどして準備を整えた。

 競技は3セットマッチで、選手7人がコートに設けられたシェルターに身を隠して相手の攻撃を防ぎながら雪球を相手選手により多く当てるか、攻撃をかわして敵陣の旗を奪うと勝ちとなるルール。

 初日は各部門の予選リーグを実施。選手たちは監督の指示の下、シェルターに隠れた相手選手を狙って山なりの球を投げたり、不意打ちから剛速球を繰り出したりと多彩な戦術でしのぎを削った。優勝を目指すチーム同士の一進一退の“雪上バトル”に会場は盛り上がりを見せていた。

 14年連続出場のネクスコパワフルズ(盛岡市)の細川克彦監督(54)は「大会に向けテニスボールを使って練習してきた。立ち上がりは調子がよくなかったが初戦を突破できてほっとしている。昨年のベスト16を超えられるよう頑張りたい」と闘志を燃やしていた。

 最終日は一般の準決勝リーグと決勝トーナメント、ミックスとレディースの決勝トーナメントが行われる。

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