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V目指し12球団始動 プロ野球 宮崎、沖縄でキャンプイン

春季キャンプが始まり、キャッチボールするロッテの佐々木朗=1日、沖縄県石垣市

 プロ野球の春季キャンプが1日、宮崎県と沖縄県で一斉に始まった。12球団は16日からのオープン戦を経て、3月20日開幕のシーズンに向け戦力の整備を進める。

 3年連続日本一のソフトバンクはベテラン和田らがブルペン入りし、パ・リーグ連覇の西武では14年ぶりに復帰した松坂が若手とともに汗を流した。セ・リーグ覇者の巨人では菅野らが鍛錬。

 今季から指揮を執る広島・佐々岡、ヤクルト・高津、楽天・三木の3監督は選手の動きを追って精力的に動いた。注目の新人、ロッテの佐々木朗(大船渡高)は1軍メンバーの中で、ヤクルトの奥川(石川・星稜高)は宮崎県西都市の2軍キャンプで始動した。

充実と緊張の初日
視線集めた佐々木朗

 「令和の怪物」の一挙手一投足に注目が集まった。ロッテの佐々木朗が初めて背番号17のユニホーム姿で体を動かした。

 午前8時すぎにファンの出迎えを受け、球場入り。昨年の初日の倍近い2000人の観衆が見守る中、高校生最速となる163キロをマークした新人右腕は晴天の下で汗を流した。「すごく充実感がある。たくさんの人に見られながらやり、いつもと違う緊張感があった」

 早速、吉井投手コーチの指導を受けた。まずは、コーチが手で転がしたゴロを捕球し、軽くスローイングすることから開始。それから強めのキャッチボールをすることで、踏み出す左脚の股関節に体重を乗せるイメージを持たせる狙いがあった。

 4日までの第1クールではブルペンでの投球練習を行わずに状態を上げていく方針で、「いろいろな状況、環境でボールを投げて、ピッチングに入りたい」と吉井コーチ。「沢村賞」を将来の目標に掲げる18歳は「早く1軍でチームのために活躍して、たくさんの恩返しをしたい」とファンに誓った。(石垣)

【時事】

 

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