郷土愛も末永く オリジナル婚姻届作製 市内4地域イメージ【花巻】
花巻市は、同市出身の童話作家・詩人の宮沢賢治ゆかりのバラや、伝統の花巻人形などのイラストが施された4種類のオリジナル婚姻届を作製し、配布と受け付けをしている。
市内4地域を代表するデザインで、日本三大人形に数えられる花巻人形をモチーフに賢治ゆかりのバラ「グルス・アン・テプリッツ」(和名・日光)、同じく花巻人形と東和地域に生息する「アヤメ」、市の花で早池峰山に咲く「ハヤチネウスユキソウ」と大迫地域のブドウを組み合わせたもの、賢治作品をモチーフにして石鳥谷地域で栽培されている花巻ブルーの一つ「リンドウ」の四つ。
婚姻届のデザインは市地域おこし隊の3人と市市民登録課の戸籍担当職員1人が担当し、和洋2種類ずつにした。イラストは同協力隊の塩野夕子さん(35)が消しゴムはんこを使って夫婦を、佐藤真衣子さん(27)が白鳥やフクロウ、ウサギなどをそれぞれ描いた。
塩野さんは「市の花を配置することで花巻らしさを表現した。花巻に愛着を持ち、住み続けたいと感じてほしい」と話している。
1月29日から市役所本館の市民登録課、各総合支所市民サービス課で配布・受け付けを始めた。花巻市だけでなく、他の市町村に届け出る場合も使用できる。
婚姻届は市ホームページからも入手でき、使用する場合はA3判に印刷する。
問い合わせは市民登録課=0198(24)2111=へ。