花巻

努力でつかんだ日本一 畠山選手(桜台5年)快挙報告 全国小学生バドミントン【花巻】

全国小学生バドミントン選手権大会で優勝した畠山選手

 花巻市のハイタッチジュニアバドミントンクラブの畠山想来選手(桜台小学校5年)は、第28回全国小学生バドミントン選手権大会(2019年12月22~25日、徳島県鳴門市)の女子シングルス5年生以下で優勝し、5日に上田東一市長を表敬訪問した。県勢の小学生選手で初となる日本一を報告し、今後のさらなるレベルアップを誓った。

 畠山選手は県予選を全試合ストレート勝ちで制すると、昨年10月に秋田県で開かれた東北予選会でも優勝して全国切符を獲得。全国大会は決勝まで全5試合をストレート勝ちし、3年連続3度目の出場にして初の頂点を射止めた。

 小学校入学前から同クラブに入り、3年生時の全国大会で高い実力が見込まれ13歳以下の日本代表に選ばれた逸材。同クラブの佐藤明代監督は「動き方や体の使い方に優れており、日本一になると思って育ててきた選手。今回、それに応えてくれた。スピードを生かして取れなさそうな球も粘り強く追い掛け、チャンスでは逃さず攻撃する。成長するごとに我慢強さも出てきた」と評価する。

 同クラブは主に湯本地区社会体育館で週5回練習しているが、それ以外の日も妹の来夢さん(桜台小3年)ら家族とともに腕を磨くなど努力を怠らず、海外遠征など国際経験もある。

 初の日本一について畠山選手は「全国大会の選手は強かったけど、フットワークを使って勝つことができた。始めた時から目標にしていたのでうれしかった」と喜びをかみしめる。今後の目標としては夏の全国小学生ABC大会の優勝、全国小学生選手権大会2連覇を挙げ、「奥に追い込まれた球に対処したいし、フットワークをもっと良くしたい。将来の夢はオリンピック出場と、学校の先生になること」と思い描く。

 上田市長は「普段、楽しく練習しているから強くなれる。日本一は花巻市にとっても誇り。練習してもっと強くなり、続けて全国優勝できるように頑張ってほしい」とたたえた。

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