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国交省 国道4号北上4車線 拡幅23年度完成 水沢東バイパスは25年度【岩手】

 国土交通省は、北上市南部の国道4号4車線拡幅が2023年度完成、奥州市の国道4号水沢東バイパスは25年度全線開通の見通しを発表した。時期が具体的に示され、要望活動を展開してきた両市長は歓迎の意向を表明。事業が完了すれば交通渋滞緩和や物流、地域経済活性化など多面的な効果が期待される。

 北上拡幅は1982年度に12・2キロで事業化され、既に9・2キロは4車線化。残る南部工業団地口交差点付近(相去町字平林)から金ケ崎町境(相去町字笹長根)までの3キロは2車線で、既に一部区間で拡幅工事が始まっている。

 付近には東北自動車道北上金ケ崎インターチェンジ(IC)があり、北上南部工業団地と北上産業業務団地(オフィスアルカディア・北上)にも近年、多くの企業が進出。金ケ崎町の岩手中部工業団地も含め通勤や物流関係などで交通量が増加する中、2車線区間はボトルネックとなり早期拡幅が望まれていた。

 今後、残る用地交渉が順調に進めば2024年3月までに全線拡幅される。髙橋敏彦市長は「大変喜ばしく、心より歓迎する。県内の地域経済を牽引(けんいん)する自動車関連産業、食品などの製造業や物流関連企業などへの大きな支援となり、通勤時の渋滞解消で環境負荷低減など多方面で効果が期待される」との談話を出した。

 金ケ崎町側で事業化されている5・2キロ区間は、金ケ崎工業団地口交差点付近が4車線化された。北上市境を含め、拡幅区間が広がれば事業効果が高まる。完了時期は明示されていないが「少しでも早く完成させたい」(岩手河川国道事務所)としている。

 水沢東バイパス9・6キロは1985年度に事業化され、北側の佐倉河字十文字から東中通り2丁目までの4・6キロは開通済み。東中通り2丁目から姉体町までの2・3キロは工事が順調に進み、3月末までに使用開始される。残る2・7キロは用地買収が円滑に進めば、2026年3月までに開通する見通し。

 全線開通すれば水沢中心部の国道4号、国道397号など主要幹線路の慢性的な渋滞解消にも大きく寄与するとみられる。同バイパスは現在、暫定2車線で、全線開通後も2車線となる。4車線化について国交省は、全線開通後の交通量などを見極めて判断する。

 小沢昌記奥州市長は「完成時期が明確に示されたのは大きな喜び。全線開通は産業集積が進む県南地域の物流の大動脈として役割を果たし、地域経済活性化に大きな効果が期待される」とのコメントを発表した。

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