花巻

手仕事の妙 愛らしく 八日市つるし雛まつり【花巻】

開幕した八日市つるし雛まつり。地元女性グループによる手作りのつるし雛が飾られている

 花巻市石鳥谷町の「八日市つるし雛(びな)まつり」(八日市つるし雛同好会主催)は14日、八日市いきいき交流館(八日市振興センター)で始まった。色鮮やかなつるし雛や人形が所狭しと飾られ、春めいた雰囲気の中に手仕事の妙を感じさせている。3月3日まで。

 同会の髙橋多美代表(73)ら会員9人が一針一針丹精込めて仕上げた大小のつるし飾りや七宝まり、雛人形などを天井や壁一面に展示。つるし雛は「食べる物に困らないように」「災いが去るように」など女子の多幸、息災を願う野菜や動物の人形が輪につるされ、光沢ある着物の色合い、ふっくらした愛らしい形状が来場者を魅了している。

 15回目となる今回は子(ね)年にちなんだ「俵ねずみ」や干支(えと)のつるし飾りなどが新たに作られ、髙橋代表は「手縫いの丁寧さ、9人の作り手の細かな技などを見て、春一番を感じてもらいたい」とPR。長女の美織ちゃん(1)と初めて訪れた伊藤鮎美さん(27)=同市西宮野目=は「数の多さに圧倒されたし、子供もカラフルで喜んでいた。また来たい」と話していた。

 時間は午前10時~午後3時。入場無料。有料で製作体験もできる。問い合わせは同交流館=0198(45)4840=へ。

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