県内外

発想豊か 水産加工品 盛岡で復興ショー

復興シーフードショーでのコンクール審査風景

 県内の水産加工品を集めた「復興シーフードショーIWATE」(県、県漁連など主催)は13日、盛岡市内のホテルで開かれた。業者など30団体が116品を出品して水産加工品コンクールや展示商談会を進め、復興の状況や食の魅力を発信した。

 県と水産関係団体が連携し、21回目となるコンクールに合わせ、東日本大震災を踏まえて継続開催し7回目。会場では沿岸地域の業者を中心に宮古水産高校や内陸の業者などがサンマのハンバーグやイワシのかば焼き、近年注目を集めるイサダやアカモクを使った加工品も並んだ。体内の減塩効果などに着目して海藻のアカモクを出品した釜石湾漁協白浜浦女性部(釜石市)の佐々木淳子部長(64)は「認知度が少しずつ上がってきた。もうけより健康のために食べてほしい」と話した。

 流通や小売り関係者、シェフ、学生などの審査委員11人と一般公募の20人がブースを巡り、試食しながら味やパッケージデザイン、商品コンセプトなどを審査して各賞を選考。展示商談会や食品衛生管理に関するセミナーも開かれた。コンクールの主な結果は次の通り。

 ▽農林水産大臣賞=「UNI&岩手産バター スプレッド」(洋野町・ひろの屋)▽水産庁長官賞=「ぬか漬さんま」(山田町・木村商店)▽知事賞=「宮古 牡蠣の醤油煮」(宮古市・丸友しまか)「鱈のぶっかけ丼」(宮古市・浄土ケ浜レストハウス)「金のなたねと銀のさば」(宮古市・イーハトーブとりもと)「いさだ舞」(大船渡市・活魚 すごう)「三陸岩手の生ハム とろ鯖」(盛岡市・ゑん工房)

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