一関・平泉

確定申告始まる 早めの手続き呼び掛け【一関】

初日から混雑した確定申告作成会場

 2019年分の所得税などの確定申告の受け付けが17日、全国一斉に始まった。一関税務署は一関市大手町の岩手日報社一関ビル内に作成会場を開設。初日から多くの市民らが訪れ、職員の支援を受けながら書類を作成、提出する姿が見られた。

 同日は一関、平泉両市町から訪れた個人事業者らによって開場前から列ができた。会場には、例年通り国税電子申告・納税システム「e―Tax(イータックス)」に対応したパソコンコーナーを開設したほか、スマートフォンでの申告増を見込んでスマホ用のコーナーを広くした。さらに、19年10月の消費税の10%への引き上げに伴い導入された軽減税率に関するコーナーも設けられた。

 来場者はマイナンバー(個人番号)やパソコンでの記入方法などを職員に教わりながら書類を仕上げていた。順番を待つ市内の70代男性は「早く申告を終わらせたいと思ってきたが、たくさんの人が並んでいて出遅れた感じがする」と語っていた。

 同税務署では早めの申告を呼び掛ける一方、申告作成会場が混雑する可能性もあるため、e―Taxの利用を促している。申告書にはマイナンバーの記載が必要となることから、記載漏れがないよう呼び掛けている。

 作成会場の開設期間は3月16日までの平日で、時間は午前9時~午後4時。問い合わせは同税務署=0191(23)4205=へ。

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