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金メダルの重み糧に アイスホッケーユース日本代表 福田選手が市長表敬【奥州】

金メダルを携えて小沢市長と懇談するユース五輪女子アイスホッケー日本代表の福田選手(左)

 ユース五輪冬季競技大会のアイスホッケー女子で優勝した日本代表チームの福田奈生選手(14)=奥州市水沢=は20日、市役所に小沢昌記市長を表敬訪問した。金メダルを携えて大会の様子を報告し、大舞台での経験を糧にして一層の飛躍を誓った。

 福田選手は水沢ドルフィンズ所属のゴールキーパーで、水沢中学校2年。試合は1月17~21日にスイス・ローザンヌで行われ、6カ国が出場した。日本代表は福田選手を含む16歳以下の選手17人。予選から決勝トーナメントまで全勝し、初の金メダルを獲得した。

 福田選手は、小沢市長と懇談して金メダルを披露。福田選手がインフルエンザの影響もあり試合出場がなかったことに触れ、小沢市長は「出場できなくても、そこに至る努力はみんなでつくり上げたもの。努力の成果に胸を張ってほしい」と話した。

 福田選手も「試合に出たかった。悔しさも大きい」と吐露する一方、「たくさんの人におめでとうと言われ、メダルを見せると喜んでもらえ、良かったと素直に思う」と笑顔を見せた。

 パワーやフィジカル、間近で見る高速のシュートなど世界のレベルを肌で実感し、「試合後に相手をたたえるスポーツマンシップやフェアプレーも優れた人ばかりだった」と振り返った。日本代表は特に試合以外の規律も厳しかったといい、「この厳しさに慣れたい」と向上心ものぞかせた。

 22日からはU16日本代表の選考につながる北海道での強化合宿に参加する。「2年後の北京五輪は早過ぎるとしても、その次の五輪には確実に出たい。スキルアップした自分を皆さんに見せたい」と目標を語った。

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