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卒業、就職活動に影響 学位授与式中止の大学も

 新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの中止が相次ぐ中、その範囲が大学などの卒業式や学生の就職活動にも及び始めている。

 盛岡大と盛岡大短期大学部は27日、盛岡市民文化ホール(マリオス)で3月17日に合同で学位授与式を行う予定だったが中止を決定。学生と保護者、教職員ら約1000人が参加する見込みだったが、卒業生の健康や安全面を優先して判断した。学位記の授与などの代替策は今後検討する。附属高校も卒業式を中止する。

 盛岡中央高や各種専門学校を開設する学校法人龍澤学館(盛岡市)も、予定していた9校の卒業式を中止を発表した。同法人本部広報は「開催を前提に準備を進めてきたが、県内で消毒液やマスクが手に入りにくい状況で100%の対策ができない。苦渋の決断」と話す。

 岩手大(盛岡市)と県立大(滝沢市)は、3月1日の就職活動解禁日に合わせて学内で開催予定だった合同企業等説明会の中止を27日までに決定。いずれも参加する学生や事業所採用担当者の健康に配慮し、感染症の拡大防止の観点から判断した。

 このうち県立大は2、3の両日に予防策を講じた上で開催を模索していたが、学生と採用担当者合わせて500人近くが対面で話し、室内の換気も窓の開閉に限られ、アルコール消毒液も十分な量を確保するのは難しく、感染リスクを防ぎ切れないと判断。鎌田徳幸学生支援室長は「就職活動のキックオフ的なイベントで、中止に不安を募らせる学生もいると思う。学生への影響を軽減できるよう代替措置を検討していく」と話している。

 

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