奥州・金ケ崎

伝統醸す くくり雛 13会場でスタンプラリーも【奥州】

くくり雛まつり開幕。保存会員の段飾りに感心して見入る来場者

 奥州市水沢に春の訪れを告げる「くくり雛(びな)まつり」(奥州水沢くくり雛まつり実行委主催)が28日、水沢字横町のメイプル4階催事場をメイン会場に開幕した。市内外から訪れた人たちは、押し絵の技法による独特の雛人形をめでて楽しんでいる。3月3日まで。

 まつりでは、100年以上も前の物や、くくり雛保存会が作りためた物など1000体を水沢地域内の商業施設や観光施設、宿泊施設などに展示。今回は同市黒石町の正法寺でも特別展示が行われている。

 くくり雛は厚紙の上に綿を載せて布で包む作業を繰り返す手作業によるもの。保存会員は1年に2~5体作っており、段を組むには5年ほどかかるという。

 各会場に展示されているのは、旧家に所蔵されている伝統雛や同保存会員作品を額装した作品など。このうちメイプルには会員9人が8段を展示したほか、明治から大正にかけての隆盛期に、砂金竹香の指導を受けた人たちの作という雛人形が会場を彩っている。

 同市水沢東上野町の阿部玉江さん(87)は「歌舞伎の場面などの雛を見ていると、時代物や歴史物が好きなだけにいろいろなことを思い出す。着物はもちろんだけれど、それぞれの作者が描いた目や眉は個性があって素晴らしい。感心している」と話していた。

 期間中は街中の13会場を回るスタンプラリー(市まちなか交流館主催)が行われており、5会場分のスタンプを集めると同館で抽選ができる。賞品は前沢牛やくくり雛、商品券、地酒などとなっている。

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