北上・西和賀

30年の発掘成果一堂に 鬼の館 遺物や模型展示【北上】

鬼の館で開かれている埋蔵文化財展「北上の発掘30年」

 第27回埋蔵文化財展「北上の発掘30年」(北上市教委主催)は、同市和賀町岩崎の鬼の館で開かれている。埋蔵文化財センターの30年にわたる遺跡発掘調査の取り組みを紹介する記念展。中でも重要な成果があった遺跡から約300点の遺物や調査時の写真、模型などを展示している。3月22日まで。

 同センターは、歴史的文化遺産を発掘・調査し、後世に伝える施設として1989年に発足。これまでに75遺跡215地点で調査を行い、新たな北上の歴史を明らかにしてきた。

 今展では、長年の調査の中でも特に成果の得られた遺跡をピックアップ。国見山廃寺跡(稲瀬町、89~2012年調査)や横町遺跡(立花地区、1992~94年調査)、八幡遺跡(北鬼柳、2004~13年調査)など15遺跡から見つかった貴重な史料を並べた。

 上須々孫館跡(和賀町煤孫、03~04年調査)の二つの塚の中からは、900年前のつぼが発見された。調査でお経を納めたつぼと考えられ、つぼを作るために奥州藤原氏が深く関わったとみられることが分かっている。

 展示について市教委は「かつて北上に暮らした人々の生活に思いをはせる手掛かりとなり、埋蔵文化財の保護について考える機会になれば幸い」としている。

 展示時間は午前9時~午後5時(最終入館は4時30分)。観覧無料だが、鬼の館常設展の見学は有料。

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