北上・西和賀

「安全守る」「仕方ない」 新型肺炎 児童生徒に説明 北上市内小中休校

集会で臨時休校に関する菅原校長(左)の話に聞き入る立花小児童

 新型コロナウイルス感染拡大により、北上市内では3日から全小中学校26校が臨時休校となる。2日は休校前最後の登校日となり、各校で授業や学活、集会などが行われ、児童生徒は休校中の過ごし方を確認。今年度、事実上最後の学校生活を過ごした。

 立花小学校(菅原るみ子校長、児童80人)は通常授業の後、午後から臨時の集会を行った。児童を前に菅原校長は「今、世界中で新型コロナウイルス感染症がはやっています。これからどう広がるか分からないので、皆さんの安全を守り予防のため休校します」と説明。「この休校は春休みではありません。本当は修了式、卒業式まで皆さんと一緒に学校で生活したかったけど、それができず残念です。4月に皆さんが登校してくるのを楽しみに待っています」と語り掛けた。

 担任や生徒指導の教員が家での過ごし方、交通安全や防犯を含めた留意点について説明。集会後は卒業式に出席できない在校生が、式で披露する予定だった歌を卒業生にプレゼントした。修了式や離任式などの諸行事も中止するという。

 上野中学校(盛島徹校長、生徒403人)は普通授業の後、学活で休校中の留意事項などが説明された。既に年間授業の大半を終え、1、2年生には2週間分の課題を出して対応する。盛島校長は「命に関わるだけに仕方ないが、唐突で各家庭に迷惑をかける」と率直に語る。

 特に卒業生は東日本大震災発生時に小学校入学を控え、卒園式や入学式を通常体制ではできなかった学年。今回も在校生なしで大幅に卒業式が縮小されるだけに、盛島校長は「卒業生は震災時もこういう目に遭っており、かわいそうだ」と思いやる。例年春に行っていた修学旅行も秋にずらすという。

 市教委は不要不急の外出は控えるよう要請。休校中は部活動禁止で、児童生徒は市立図書館にも入館できない。小学生は学童保育施設に行く児童もいれば、自宅待機の児童もいる。平野憲教育長は「行き場のない子供たちのストレスが一番心配。各学校で家庭訪問や電話をかけるなど、児童生徒の様子を確認してほしい」と求め、自宅でも親子で過ごし方を話し合うよう呼び掛ける。

 臨時休校は小学校23日、中学校16日までで、その後春休みに移行。花巻市と西和賀町では2日から臨時休校に入っている。

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