北上・西和賀

中部土改区 奥寺堰ウオーク 農水路巡って開墾の志 理解 広報活動全国最高賞【北上】

農業用水の役割や歴史などに理解を深めるウオーキング=2019年8月

 北上市の岩手中部土地改良区を中心とする「水土里(みどり)の路(みち) 疎水百選ウォーキングin奥寺堰」大会実行委員会の広報活動が、2019年度の農業農村整備事業広報大賞(全国農村振興技術連盟主催)の全国最高賞を受賞した。ウオーキングによる健康増進に寄与しながら農業水利施設の理解浸透につながる取り組みが評価された。同土改区は受賞を機に活動継続に意欲を新たにしている。

 農村振興の重要性や社会的意義などを広報する活動の中で優れた団体を表彰する制度。今年度は最高賞の広報大賞を同実行委含をむ2団体のほか、優秀賞など11団体が受賞し、2月20日に東京都内で表彰された。

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及川哲朗理事長は「奥寺堰は和賀川から水を引いて荒れ地一帯を開墾した事業。北上市の発展の礎を築いた人物の功績をたたえ、水路を散策するイベントを行うことは意義がある。取り組みが認められて合併前の土改区から事業を引き継いだことをうれしく思う」と喜び、「受賞を機に今後も続けていきたい」と話している。

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奥寺堰

約350年前の藩政時代に、砲術指南に訪れていた奥寺八左ェ門定恒が殖産を目的に開削した疏水。15年の歳月と約3000両の事業費で28キロの水路を完成させ、和賀平野760ヘクタールの新田開発に成功。全国的にまれな大工事で、北上地方の発展の礎を築いた。功績は北上市内小学校の社会科副読本に取り上げられている。1915(大正4)年、同市村崎野に奥寺神社が建立され、毎年8月には先祖の偉業をたたえ例大祭が行われている。現在では地域の約4000ヘクタールの農地を潤すとともに、美しい農村景観を醸し出し市民に潤いと安らぎを与えている。

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