一関・平泉

「忘れない」願い込め 追悼イベントへ夢灯り製作 平泉小放課後ク

11日に一関市で催される東日本大震災追悼イベントでともされる夢灯りを製作する、すぎのこクラブの児童

 平泉町立平泉小学校区の放課後児童クラブ「すぎのこクラブ」で4日、臨時休校に伴い施設を利用する児童が11日の東日本大震災追悼イベントでともす夢灯(あか)りの製作に取り組んだ。

 同クラブでは、利用する児童が震災教育の一環として毎年一関市役所前広場で催される「3月11日追悼 夢あかり一関」に参加。一関修紅高校音楽部員らと一緒に手話やオカリナ演奏を交えた合唱を披露しているほか、自作の夢灯りで会場に彩りを添えている。

 今年も参加予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるイベント規模縮小で夢灯りの製作のみ行うことになり、初日は児童42人が赤や黄色など4色の厚紙を四角くくり抜き、透かし部分に障子紙を貼り付ける作業に臨んだ。

 透かし部分には児童がそれぞれメッセージを書く予定で、同クラブから最後の参加となる6年生の菊地銀士君(12)は「去年と同じ気持ちで『3・11 忘れない』と書いたものを会場に飾りたい」と語った。

 夢灯りは、今後イベント当日までに100個製作する予定。当日は参加できない児童たちが歌う様子を録音し、会場で流す企画も検討されている。

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