北上・西和賀

具材引き立つ香ばしさ 口内町のごしょ芋使用 ギョーザ売れ行き好調【北上】

地元産のごしょ芋を使ったギョーザ。人気商品で1月には追加製造し提供している
口内町で栽培されているごしょ芋

 北上市口内町のNPO法人くちない(菅野豊志理事長)は、地元産「ごしょ芋」(キクイモ)を原料にしたギョーザを製造、販売している。人気商品とあって今シーズンも売れ行きは好調で、同法人は「ヘルシーなギョーザを味わってほしい」とアピールしている。

 ごしょ芋は北米原産のキク科の植物。多糖類の一種で血糖値の上昇を抑える働きがあるとされるイヌリンという物質が含まれ、健康面で注目されている。地域で特産化に取り組む中、同法人が原料を生産するくちないごしょ芋生産者の会(昆野先男会長)と連携し、毎年商品化している。

 同町の豊かな自然で栽培されたごしょ芋をふんだんに使用したギョーザは2011年に販売開始。矢巾町の業者に製造を委託し、今シーズンは、19年11月に30キロのごしょ芋を原料に約400パック製造。品薄となったため、さらに30キロを畑から掘り起こし、20年1月中旬に約400パックを追加製造した。

 ギョーザは、ひき肉や野菜などの具材の中に、シャキシャキとした食感があるごしょ芋を加えた一品。同法人は「水溶性の食物繊維を豊富に含んでおり、ゴボウに似た香ばしさは他の具材のジューシーさを引き立てている。体に良い成分も含まれ、子供から大人までがおいしく味わえる」と売り込む。

 同法人が同町で運営する店舗「店っこくちない」と産直施設「あぐり夢くちない」で冷凍品を販売している。1パック12個入りで、価格は税込み380円。問い合わせは同法人=0197(71)4700=へ。

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