一関・平泉

【新型肺炎】宿泊客が激減 製造業輸入資材に影響 平泉町

週末にもかかわらず降り立つ観光客の姿が少ないJR平泉駅。新型コロナウイルス感染の長期化による影響拡大が心配される

 平泉町は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う町内経済への影響を把握するため平泉商工会、平泉観光協会と町内での聞き取り調査を実施した。町内の各種産業を対象に行われた調査結果によると、宿泊関係では利用客が例年より5~7割も減ったところがあるほか、工業関係では中国からの資材輸入が滞っているため一部事業に支障を来していることなどが分かった。町では今後も事態の推移を注視しながら、必要に応じて各種支援策などを検討していきたいとしている。

 調査は宿泊、小売、飲食、製造業関係など幅広い業種を対象に3~5日の期間実施。このうち宿泊関係では国内でのウイルス感染拡大で観光客を中心に利用が減少しているほか、最近では政府が大規模なスポーツや文化イベント中止を求めたことによるスポーツ大会中止に伴う団体客のキャンセルも重なり、中には例年より5~7割も激減した施設もあるという。

 観光客の減少による影響は土産物店や飲食店も同様で、中でも飲食店は宴会や各種会合などが自粛によりほとんど開催されなくなったため売り上げが減少。小売業を含めた全体に幅広く影響が広がっている。

 製造業の分野では原材料や必要な資材の供給元となっていた中国からの輸入が滞っているため一部業者で事業に支障を来す事態となっているほか、小中学校の臨時休校実施に伴い学校給食がなくなったため、食品の納入業者にも影響が及んでいる状況。感染拡大防止の観点から一層の予防策を講じる必要もあり、事態の長期化でさらなる負担増加も危惧される。

 同町の稲葉幸子観光商工課長は「2、3月はシーズンオフということもあり観光客の入り込み数が少なかったが、今後本格的なシーズンを迎える中キャンセルなどが続くようであれば影響は大きい。町としても商工会や各金融機関との間で設けているネットワーク会議を通じて情報を共有しながら、必要に応じた支援策などを検討していく」としている。

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