北上・西和賀

本格的な春ひっそり待つ ザゼンソウ咲く【北上】

ざぜん草の里で顔を出したザゼンソウ=北上市和賀町藤根

 早春を代表する花のザゼンソウが、群生地である北上市和賀町藤根の「ざぜん草の里」で顔を出している。新型コロナウイルスの感染拡大で社会全体がうつむきがちだが、植物は力強く花を咲かせる。「ひっそりと待つ」の花言葉のように、ザゼンソウは本格的な春の訪れを待ち続けている。

 ザゼンソウはサトイモ科の多年草で湿地に生える。紫褐色の仏炎苞(ぶつえんほう)が中にある肉穂花序(にくすいかじょ)を包み、この様子が座禅を組む僧侶の姿に見えることが名前の由来とされる。ざぜん草の里は、平地では珍しい群生地で見頃の春先には市内外から多くの人が訪れる。

 7日の同市の最高気温は、平年より3度高い8・5度(盛岡地方気象台調べ)で、うららかな陽気に。ざぜん草の里の木道からは、ちらほらと花が顔をのぞかせる様子が確認できた。

 毎年この時期に行われるイベント「ざぜん草まつり」は8日に開催予定だったが、新型ウイルスを考慮して中止に。東京都品川区から訪れた男性(65)は「コロナの影響なのか、どこに行っても静かだし暗い感じ。今はこのザゼンソウのようにじっと我慢する時期なのかもね」と話していた。

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