花巻

震災忘れない 妙円寺で勿忘の鐘【花巻】

「勿忘の鐘」を鳴らす被災者ら

 東日本大震災の犠牲者追悼と復興を祈る「勿忘(わすれな)の鐘」は11日、花巻市愛宕町の妙円寺で行われた。震災を機に沿岸部から同市に居を移した市民らが参加し、それぞれの思いを込めて鐘を打ち鳴らした。

 震災を忘れまい、と同寺が発災翌年から取り組んでいる打鐘。小雨の舞う肌寒さだったが約50人が参加し、午後2時46分のサイレンを合図に、一人ひとりが順に鐘楼に上った。例年終了後に開かれていた懇親会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止された。

 発災時大槌町に居住していた伊藤ヤスさん(83)は、同町の知人と一緒に寺を訪れ、墓前に手を合わせた後に鐘を突いた。「震災は昨日のことのように感じるが、9年は長かったようにも思う。こちら(花巻)に暮らすようになっても毎日、仏壇に手を合わせている」と静かに語り、故人の冥福を祈っていた。

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