花巻

今秋オープンへ 道の駅「はなまき西南」登録

道の駅「はなまき西南」の完成イメージ図

 国土交通省東北地方整備局は13日、2020年秋ごろの開業に向け花巻市轟木地内で整備が進められている道の駅「はなまき西南」の登録を発表した。登録は市内4カ所目で、県内では34カ所目となる。

 道の駅はなまき西南は、主要地方道盛岡和賀線笹間バイパス下り線沿いに、昨秋から県と市の一体型で整備。建設工事は夏ごろの完了に向けて着々と進められている。

 敷地面積は8219平方メートルで、約950平方メートルの地域振興施設、49台分の駐車場を整備。内部には情報提供施設やベビーコーナー、物産館(農産物直売所)、食堂、加工室、非常用電源、防災倉庫、トイレ20器を備える予定。

 地域振興施設で同市笹間、太田地区を合わせた西南地区の農産物を活用した弁当、総菜を販売して地域活性化を図るほか、商店が少ない同地区の「買い物難民」を解消する。さらに地元居住の高齢者への配食サービスを通じて高齢者の見守りを推進し、地域を支える拠点施設を目指す。花巻温泉郷への優れたアクセス性を生かした「地域の玄関口」として地域の発展につなげる。

 上田東一市長は「はなまき西南が新規登録されたことは大変喜ばしい。西南地区住民と共に施設の機能を十分に発揮させることで道路利用者や地域住民に愛される道の駅として今秋のオープンを目指して準備を進めていきたい」とコメントした。

 市内には、県内登録第1号の道の駅石鳥谷(石鳥谷町)をはじめ、道の駅はやちね(大迫町)、道の駅とうわ(東和町)があり、はなまき西南が4カ所目。全国の道の駅は、同省が13日付で13カ所を追加登録し、1173カ所(東北は165カ所)になった。

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