一関・平泉

5人 笑顔最後まで 市野々保育園、今月閉園【一関】

21日に閉園式を行う市野々保育園。園児5人が元気いっぱいに通園している

 一関市萩荘の市立市野々保育園(千葉洋一園長)は2019年度末で閉園するのに伴い、21日に閉園式を行う。現在は園児5人が在籍しているが、今後も入園希望者の大幅な増加は見込めない状況を考慮したもので、今年度の卒園児を除いた2人は4月から萩荘幼稚園に通園する。

 同園は1972年に開園した市野々幼児園が前身。91年に市立市野々保育所となり、96年に現在の市野々保育園に名称を変更した。定員は30人でピーク時は27人の園児が通っていたが、2013年に在園児数が1桁になってからは徐々に園児数が減少していった。

 園の運営を巡っては12年からこれまでに4回ほど地区住民との話し合いが行われた。昨年5月には同園利用者を含む萩荘地区の未就学児の保護者9人(未就学児12人)を対象にアンケートを実施。このうち8人(未就学児11人)から回答があり、卒園する年長児を除く未就学児7人のうち、来年度の同園の入園予定者は未定も含め2人という結果となった。

 今後も大幅な増加に転じる見込みはないとして、9月に地域の行政区長や民生委員、保護者らとの懇談会を開き、閉園もやむを得ないという方針に至った。地域住民に対して12月までに閉園の方針について資料を配付して周知し、12月の市議会で正式に閉園が決定した。

 12年からバスによる子供たちの送迎に当たりながら、同園敷地内で野菜の育て方を教えている千葉守雄さん(68)=同市萩荘老流=は「子供たちは地域に元気を分けてくれる存在で宝でもある。少子高齢化の影響で仕方がないと思うが、地域から子供の拠点がなくなるのは残念」と名残惜しんでいた。

 同園では18日に卒園式が行われる。

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